Juni Dance Info

~社交ダンス・競技ダンスの情報ブログ~

目的論思考を持とう

こんにちは、Juni(ゆに)です。

 

junidanceinfo.hatenablog.com

↑↑↑以前、『嫌われる勇気は社交ダンスで実践できるのか?』という記事を書きました。

嫌われる勇気が社交ダンスで実践できれば、ケンカ入らずで効率よく練習できるのでは!?と思い立ったJuni。

 

ちょこちょこ思ったことを実践しているのですが、まぁ上手くいかないですね。

しかし、実践記録としてブログを更新していきたいと思います。

 

 記憶もTPOに合わせて変えられる

この本を読んでまず衝撃だったのは、「目的論」という概念。

過去の出来事が原因で今の私があるというような、「私は過去に〇〇な事があったから、今△△なんだ」って言う考え方を「原因論」と言います。

そして、「今私が△△なのは、過去に〇〇があったからだ」という一見原因論と同じように見えますが、「今私が△△だ」と言う目的のために後半のくだりは何にでも変えられるのが「目的論」です。

詳しくは『嫌われる勇気』を読んでください。上記はあくまでもJuni個人の解釈です。

 

例えば、家から外に出たくない人がいるとします。

「過去のトラウマで、外に出たくない」というのは原因論です。

目的論的に考えると、その人の目的は「外に出たくない」という事になります。外に出たくないために過去のトラウマの話を持ち出しているという事になります。

で、大体こういうのってトラウマが解決したところでまた別の理由が出てきます。「日焼けするから」とか「疲れるから」とか。

「外に出たくない」が達成されるなら理由は何でもいいんです。

つまりは状況が変われば、いくらでも理由は変わるのです。

 

大体、練習中にケンカになるのって、相手の言うこと聞きたくないからかなと思います(笑)

ケンカの内容って人それぞれだし、内容もみんな違うと思うのですが、根底には「相手の言うことを聞きたくない」または「自分の言っていることを通したい」って気持ちが必ずあると思います。

そうじゃなかったらケンカになんかになりませんね。

 

じゃあどうやったらケンカがなくなるの?

『嫌われる勇気』の中にこんなくだりがあります。

答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきものです。 

って目的論の説明のすぐ後くらいに哲人が言ってるんですよね~。(p.40)

要するに自分で考えろってことですよね(笑)

私は「答え」が書いてあると思って最後まで読んだんですが、書いてないんですよね。

いや、書いてあるんですけど、結局は自分に合わせたジャストオーダーは自分で考えないと出てこないよって言う。。。 

 

つまり、理由は問題じゃなくなります

どんな理由や原因も後付けでしかないので、問題の本質である上記の例で言えば「外に出たくない」をいかにクリアするかにフォーカスしないといけないのです。

理由や原因を潰しても意味ないので、別の改善案を考えなくちゃいけないわけですね。

 

 

考え方がわかってくると落ち着いて対処できるようになる

「目的論」的思考が理解できてくると、とりあえず落ち着いて対処できるようになります(笑)

自分に対しても、相手に対しても。

 

ケンカになる理由は大体が「相手の言うことを聞きたくない」からだと先の章で書きましたが、それが自分に当てはまる場合、なぜ自分が相手の言うことを聞きたくないのか考えてみましょう。

「自分のプライド」とか「相手の言い方」とか「違っていることが目に見えて分かっている」とか色々あると思うのですが、ちょこっとでいいのでそういう事を考えると、一旦、脳が冷静になって俯瞰して自分を見ることが出来ます。

自分の考えが「意外とつまらん理由だな」と思うかもしれませんし、「ちゃんと説明すればわかってもらえるかも」って思えるかもしれないし、「とりあえず一回相手の言ったことを試してみようかな」と思うかもしれません。

相手に置き換えて考えてもいいと思います。「なぜ相手は私の言い分を聞き入れたくないのか?」など、ちょっとだけ考えてみましょう。

とにかく、ケンカ続行という一番無駄なお決まりパターンから抜け出せればOKです。

違うパターンでも上手くいかないことは多々ありますが、それならば違うパターンを試してみればいいだけです。

 

効率を求めてはいけない

上記の章を読んで、「効率悪いな」って思う方もいると思います。

現に私がそうです。

ただ、違う人間が2人集まってやっていることなので、お互いが同じような思考を持っていないと効率的には行きませんし、持っていたとしてトライ&エラーの繰り返しです。

ケンカしてないカップルと言うのはこういう事が当たり前にできている、又は努力している人たちなのでは?と最近思います。

 

考えるのってめんどくさいし、しんどいです。正直。エネルギーも使うし。

だから人って変われないのかもしれません。

快適かどうかも分からない新居に引っ越す労力に比べたら、少々住みづらくても住み慣れた家の方がいいって思っちゃうのかもしれません。

でも、ケンカし続けて消耗するっていうパターンはもっとしんどいです。

メンタルにも悪いですし。

 

おわりに

一番最初にこの本を読んだときは、私の人生最大の暗黒時代でした。

正直に言うとあんまり意味が分からなかったのですが、とにかく「なんとかしないと!」って言う気持ちだけで行動して、振り返ってみればこの本に書かれていた意味がようやく分かるようになりました。

 

しかしながら!!

頭で分かってても実践は難しい~!!

頭に血が昇ると目的論思考そっちのけになりますから(笑)

 

まだまだ修行中です。