こんにちは、Juni(ゆに)です。
以前、こんな記事を書きました。
上記の記事の中で、『軸』とは「バランスが取れたバランスの中心」だと書きました。
???何それ。って思われた方は是非、記事を読んでみてくださいね。
記事の中で、軸作りのアイテムとして一本歯下駄を紹介したのですが、今回は下駄なしでもできる、更にレベルアップを目指す方に向けては下駄と組み合わせてもできるトレーニングを紹介したいと思います。
バランスが取れたバランスを作ろう!
実はこのトレーニングはめっちゃ簡単です!
もしかしたら子供の頃や体育の時間でもやったことがあるかも!?
手順は至ってシンプル。
①方足立をします。(この時の手は横に広げてバランスを取ってもOK!)
②頭と浮かせた方の足を一直線に保ち、頭を前に傾けます。
以上!!
超簡単!!
飛行機〜とか、トンボ〜とか言って遊んだりしませんでしたか?
ヨガのポーズでいえば、「戦士のポーズ3」が近いですね。
上記の説明でイメージしずらい人は、是非Googleで「戦士のポーズ3」を調べてみてください。
実際のところ、細かいやり方は気にしなくて良いし、ヨガのポーズ通りでなくても大丈夫です。
上半身と浮いている足がちゃんとバランスが釣り合っていると言うことを感じるのが1番大事です。
何と何が釣り合っている?を感じることが大事
この場合、上半身と浮いている足ですね。
先の章でも書いた通り、つま先が伸びているかどうかとか、手のポジションとか些細な事は気にする必要はありません。
手を腰の方に伸ばした方がバランスがとりやすい人はそうしても良いです。
大事なのは何と何が釣り合っていてバランスが取れているか、安定して立っていられるかを感じることがこのトレーニングの肝です。
最初は手でバランスを取らないと全くバランスが取れない人もいるでしょう。
「何と何でバランス?それどころじゃないよ!」って場合は慣れるまでやってみてください。
ある程度は慣れで上手くバランスが取れるようになってきます。
難しい場合は、椅子や手すりなどを持ちながらでもOK!
手は何かに触れていても、ある程度、力が抜けるようになったら自身の体を観察してみましょう。
この飛行機ポーズでバランス良く立てている場合の、バランスの中心は立っている方の足にあります。
でも、立っている方の足に何か直線のような物は感じますか?
足が伸びていると、足自体が直線に感じますが、曲げ伸ばしすることもできますよね?その時に「ここがバランスの中心に当たるものだ!」と何かを感じれる人って少ないのではないでしょうか?
でも、こんな非日常なポーズでもちゃんと立てているってことは、ちゃんとバランスが取れているって事で、必ずその中心軸があります。
いろんなバランスを作ってみよう!
第一段階ができたら次の段階へ進みましょう!
今度は足を前、頭を後のバランスを作ってみましょう。
※この場合は頭を倒しすぎると転倒するのでたくさん傾けることはできません。
↓
右足に立っている場合は、頭は右へ、浮かした足は左のバランスを作ってみましょう。
左足に立っている場合は、頭は左、浮かした足は右へ。
↓
頭は斜め前、浮かした足は斜め後ろへ。
その逆、頭は斜め後ろ、足は斜め前。
片足に乗って5パターン、左右どちらもやってみてください。
全てできたら、最後はぐるっと頭を半周まわしましょう。もちろん浮かせた足は動く頭とちゃんと釣り合って動かしてくださいね。
右足に乗っている場合は、頭を前に傾けて徐々に右方向へ回しましょう。
左足に乗っている場合は、左回りです。
あまり頭を深く倒しすぎると難しいので、まずは浅く倒して挑戦してください。
さて、ここまでできた方は是非、一本歯下駄を履いて上記のエクササイズにトライしてください!
難易度がぐっと上がるはずです!!
私と同じKOJIROUユーザーは下駄ごとくるくる回ってしまわないように気をつけてください。
終わりに
いかがでしたか?
全てのトレーニングがスムーズにできましたか?
トレーニングを通して、常に上半身と足が釣り合っていることを感じることができましたか?
感じることができたあなたはズバリ!軸マスターです!!
え?軸なんて感じなかった?
あなた自身が軸を感じなかったとしても、ちゃんと上半身と足のバランスが取れていれば軸はちゃんとできています。
軸を作るトレーニングと銘打っておいてなんですが、軸を作ること自体はダンスにおいて重要ではありません。
なぜなら軸は作ろうと思わなくても常にあります。
猫背の姿勢だってちゃんと立てていたら軸は存在しているのです。
では何が大事なのか?
それは「バランスの取り方がわかっている」事が大事なのです。
今回は上半身と足でバランスをとりましたが、もっと別の部位でも実はバランスを取っています。
Juni的には社交ダンスは上半身と浮いている足のバランスが結構大事だと思っていますし、バランス取れているか分かりやすいです。
それに刻々と動いていく社交ダンスでいちいち「ここのバランスはこうかな〜?」とか考えてられないですよね。
それなら常にダンス的に正しくバランスをとり続けられるようになる為のトレーニングをする必要があります。
自転車に乗るバランスを覚えるには理論ややり方を聞くより、実際に自転車に乗ってトライアンドエラーを繰り返す方が早く乗れそうですよね。
このバランストレーニングは難しくないので、こけないようにだけ気をつけてやれば、上達は感じやすいと思います。
ダンスに応用する場合は、漠然とバランスを取るよりは、是非「何と何」がバランスを取っているのかを考えてエクササイズをやってみてくださいね。
Juniは記事を書く上で、「上半身と浮かせた足」と書きましたが、感じ方は人それぞれです。
あなた自身の感覚をはっきり言葉にできたなら、それがダンス上達の鍵になるかもしれません。